延宝期藍柿右衛門花尽六寸皿です。多くの銘品を生んだ余銘です。柿右衛門様式は延宝期に確立したといわれ蒐集家に注目されてきました。最上手の土・呉須・釉薬、薄作りで手に取ると軽さに驚きます。薄ダミの技術も完璧です。撫子他数種の花を繊細な筆で、裏二重線描唐草・裏銘も。丁寧に描いています。延宝期の藍柿はやはり別格です。少し深さも有り、縁回り文様、使用に最適です。美術品として、器として、是非楽しんで戴ければと思います。完品が5枚あります。1枚づつの販売です。ご希望の数だけお求めください。

品 名 藍柿右衛門余銘花尽六寸皿
品 番 AK-08
時 代 延宝期
サイズ

口径 18.1p
全高 2.6p
底径 12.0p

状 態 完品
価 格 ALL SOLD

詳 細
                          

呉須の発色は彩度を控えた上品な色

多少の濃淡はあり、上がり発色はほゞ同じ

キズではありませんがご確認戴きたい詳細

極小灰振・釉切・凹凸・ムシクイ多少

ALL SOLD

詳細はお問い合わせ下さい。

染付の柿右衛門が藍柿右衛門です。
江戸初期に日本で初めて陶磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
延宝から享保期前後に生産された伊万里の一部、希少な高級品、藍柿右衛門は位置します。
殆どの日本人が陶磁器の存在さえ知らなかった時代です。(当時の庶民の器は木製漆器、陶器が主流)

藍柿右衛門は藍柿と呼ばれ昭和30年以降、蒐集家に注目されました
精製された綺麗な土、美しい呉須で描いたお洒落な文様や器形、最盛期の藍柿は特別です。
他の時代の伊万里(初期伊万里、古九谷、藍九谷等)、同時代の伊万里とも藍柿は違います。


最初は違いが解からなくても、眺めて使っていると自然に解ってきます。綿や絹やポリエステルの生地の違いが解る様に。災害の多いこの日本で、300年程前の器が大切に受け継がれてきました.眺めて使って江戸を感じて下さい。眺めて使って江戸を感じて下さい。