洋帰り、輸出伊万里、元禄期の豪華な沈香壺です。染付ベース、朱濃淡と黒・金彩を加彩しています。もっと沢山の色彩を使っていると感じる程豪華です。八面取、張った肩の黒抜花文・襷文様もお洒落です。江戸時代海外に輸出された伊万里の多くが、昭和のバブル期、日本に多く戻ってきました。
多くの日本人に好まれ人気の商品でした。当時の華やかなヨーロッパ貴族達の好みが、バブル期の日本人にぴったりだった?海を渡った輸出伊万里の多くが大切に受け継がれた事に感謝です。

品 名 染錦八面取菖蒲桜松竹梅沈香壺
品 番 IM-06
時 代 江戸中期 1700年前後
サイズ

口径 13.1p(32.0胴径)
全高 36.5p
底径 12.5p

状 態

口縁に削げ有

価 格 SOLD

詳 細
                                

キズの状態

口縁面取り2面の厚から側面に薄い削げ
(色を合わせた粗い共直し有、画像参照)
(裏迄の欠けではなく薄い削げの共直し)
(金継をするともっと良くなると思います)

傷ではありませんがご確認戴きたい詳細

詳細はお問い合わせ下さい。

江戸初期に日本で初めて陶磁器が生産され伊万里と呼ばれました。(1610年代)

江戸時代に作られた伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。
現在の佐賀県有田周辺で作られた日本初の陶磁器です。
伊万里港から出荷された事から伊万里と呼ばれました

元禄享保期の伊万里は当時の高級品でした。

殆どの日本人が伊万里の存在さえ知らなかった時代です。
(当時の器は木製、漆器、陶器が主流、一握りの富裕層のみ使用)
後の時代の伊万里とはかなり違います。

江戸時代、世界中で人気の中国磁器の輸出が政変で止まりました。

磁器生産が始まったばかりの伊万里の輸出が始まりました。
中国磁器をお手本に作られた伊万里は、ヨーロッパ貴族達を虜にしました。柿右衛門ブームです。
色絵柿右衛門だけではなく、藍柿右衛門を含む沢山の伊万里が海外に輸出されました。
伊万里を飾り、また使い食卓を飾るブームが始まりました。
ヨーロッパのお城には現在も多く飾られています。