五彩手古九谷の変形皿、端皿です。黒で縁取り見込に柘榴、縁周りに大きな唐草を描いています。大胆で繊細で古九谷は独特です。裏は同様に黒縁取りで唐草と宝珠、上手に多い櫛高台、裏銘は二重角福です。難は有りますが古九谷の魅力は損なわれていません。いつか五彩手をとお考えの方にお勧めです。是非コレクションに加えて下さい。

品 名 五彩手古九谷柘榴唐草変形皿
品 番 SL−07
時 代 江戸前期
サイズ 口径 16.5p(11.2p)
全高 2.2p(2.1p)
底径 12.3p(7.7)
状 態 ホツニュー有
価 格 SOLD

詳 細
                                

表紅縁に巾7X1oのホツから45oのニュー        (極薄く爪にかからずダメージは少ない)            (白い石膏補修、紅縁のみ茶補修)             (裏側も同程度、画像参照) 

紅縁に巾3oX1o、巾6oX1oの紅ホツ           (白い石膏補修、紅縁のみ茶補修)            (裏側は小さ目、画像参照)

紅縁厚から側面に巾2oX2、1oX1ホツ         (巾2oのみ茶補修、画像参照)

高台畳付から内に巾3oの極薄い削           畳付に1oの極薄いアタリ有                    (共に薄く座りに影響無、画像参照)

紅縁に針穴レベルのアタリ・ムシクイ・紅斑多少

キズではありませんが御確認下さい

使用により色スレ・色の薄い部・無部多少
(特に文様・圏線の黒縁、唐草凸部)

極小灰振・釉切・凹凸・濃淡多少

詳細はお問い合わせ下さい。

江戸初期に日本で初めて陶磁器が生産され、伊万里と呼ばれました。最初の伊万里を初期伊万里とよびます。(1610年代)

古九谷は、初期伊万里のすぐ後、寛文期前後に作られた色絵磁器です。
驚異的な技術進歩により、日本初の色絵磁器が誕生しました。(1640年代)

色絵は古九谷と呼びますが、同時代の染付古九谷は藍九谷、錆釉の古九谷は吸坂と呼びます。
また青磁釉・瑠璃釉・白磁は、古九谷の名称を上下いづれかに足し呼ばれる事もあります。


寛文期前後は様々な技術や様式が生まれ、淘汰された興味深い時代です(1640年〜1670年前後)