元禄期の盛期鍋島、色絵五寸皿です。図録にいつも登場する銘品です。染付墨弾技法で龍田川を、朱で縁取った紅葉、薄朱と濃朱、緑、黄の紅葉を散らしています。画像では解りづらいと思いますが、盛期鍋島には独特なオーラ的な物、存在感があります。鍋島特有のハレーションも綺麗に出ています。割れを焼継し現在まで受け継がれてきました。焼継の盛り山がかなり厚く頑丈に仕上げられていました。焼継は完璧です。少し焼継盛り山の厚みを削り、漆をのせ金紛仕上げにしました。かなりのキズですが盛期鍋島の魅力は損なわれていません。完品は高額ですが盛期色鍋島を1枚はとお考えの方にお勧めです。(日本の陶磁10の鍋島に同手掲載)

品 名 盛期色鍋島龍田川文五寸皿
品 番 SN−5
時 代 元禄期
サイズ 口径 15.2cm
全高 4.6cm
低径 8.1cm
状 態 焼継金継補修
価 格 売約済

詳 細

 

巾100oX40oの割れ焼継金継補修          (割れ部に巾6oX5oの金継有)            (割れ中央に巾7oX3oの金継有)

巾60oX20oの割れ焼継金継補修            (割れ部分は2ピース、合わせ補修)

巾30oX7oの金継                    (金継から50oの極薄いニュー)              (表裏共に爪にかからずダメージほゞ無) 

巾15oX5oの金継                    (金継から15oの極薄いニュー)              (表裏共に爪にかからずダメージほゞ無)

口縁に極薄い25oのニュー                (表裏共にかろうじて爪にかかる程度)      

傷ではありませんが御確認戴きたい詳細

焼継金継周囲に釉スレ・色スレ・色削多少         (濃朱紅葉)
朱縁取りに色スレ・色の薄い部分多少          

側面に15oの釉スレ有                   (裏に通らず釉のみのスレ、ダメージ無)

極小灰振・クッツキ・釉切・凹凸・ムシクイ多少
極小の使用による釉スレ多少  

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