元禄期柿右衛門蓋付向付けです。柿右衛門の色絵は夏でも涼し気です。黒と朱で縁取り松と草花を側面に、縁周りに可愛い花を葉と共に、緑群青朱を加彩しています。綺麗です。当時蓋付茶碗はなく蓋付の向付として20客単位で出荷しています。お米の為の蓋茶碗が登場するのは江戸後期になります。

品 名 柿右衛門松草花蓋付向付茶碗
品 番 KK-02
時 代

元禄期 1700年代前後

サイズ

口径 11.7p
全高 6.5p(8.2蓋付)
底径 4.2p

状 態 ほゞ完品
価 格

売約済


詳 細

 

蓋摘脇に2o、1oの薄いホツ有
(取っ手部で目立たず、画像参照)

高台畳付に極薄いアタリ削げ有
(座りに影響無、画像参照)

キズではありませんがご確認戴きたい詳細

極小灰振,釉切,凹凸,色スレ濃淡多少

紅縁に極小ムシクイ、紅無部斑、凹凸多少

詳細はお問い合わせ下さい。 

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江戸初期に日本で初めて磁器が生産され、伊万里と呼ばれました

(現在の佐賀県有田周辺で作られ、伊万里港から出荷された)
江戸時代に作られた伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。
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延宝から享保期前後に生産された伊万里の一部、希少な高級品に柿右衛門は位置します

殆どの日本人が陶磁器の存在さえ知らなかった時代です。(当時庶民の器は木製漆器、陶器が主流)
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当時の柿右衛門作品は個人の作品ではありません。
それぞれの分業を完璧にこなす熟練職人達の作品です。
彼らの最高の技術は海の向こう、ヨーロッパ貴族達を虜にしました柿右衛門ブームです。
色絵柿右衛門だけではなく、藍柿を含む沢山の伊万里が海外に輸出されました。
伊万里を飾り、また使い食卓を飾るブームが始まりました。
ヨーロッパのお城には現在も多く飾られています。