古鍋島の変形皿といわれることも有りますが、現在の分類では古九谷染付鉄釉と呼ぶのが一般的です。人気のある古九谷変形皿です。元々は平向付として20客単位でお道具として出荷されたものです。器形は茄子、ヘタ部に鉄釉、染付の双鳥、縁紅仕上げです。裏文様はなく、透明感のある、鍋島の様な釉薬がキラキラとしています。文様の配置、鉄釉・白磁とのコントラスト、可愛い鳥、お洒落な器形、少し高めの高台、全てが完璧です。盛期の鍋島に受け継がれる技術が、この時代には完成していたことが解ります。この時代の驚異的な技術の進歩に驚きます。今後古鍋島の研究が進み、分類変更になる作品ではと思います。同形・同文・同時代で青磁染付もあります。いつかはと憧れていた方にお勧めしたい一品です。多くの書籍で紹介されている銘品をじっくり眺めて下さい。

品 名 古九谷染付鉄釉茄子形皿
品 番 KN-01
時 代 寛文期
サイズ

口径 14.6cm(10.6)
全高 3.2cm
底径 9.7cm(6.0)

状 態 紅・高台薄いホツ有
価 格 ¥650,000−

詳 細
                                

他に完品が1枚有、上がり発色も同程度

完品はSOLD

小さなホツについて

プロの完璧な共直を一部取り除いた状態       (完璧な共直でキズ確認が困難だった為)

口縁厚から側面に巾4oX2o極薄ホツ有       (側面のみ樹脂押、口縁厚は極細い紅押)       (紅押は紅に解け目立たず、画像参照)   

高台畳付から内に巾12oX8o極薄削有        (畳付・内側のみ、樹脂押、画像参照)          (畳付に薄い凹凸多少有、座に影響無)       

キズではありませんがご確認戴きたい詳細

高台畳付にムシクイレベルの極小アタリ有          極小釉切・灰振・紅斑・ムシクイ凹凸多少

詳細は御問合せ下さい。