青手古九谷の様に綺麗に発色した緑が印象的です。五寸皿ですが存在感に圧倒されます。見込に木葉と実を、黒で縁取り、緑・群青・黄・朱を加彩しています。周りは輝く緑地に黒、繊細な筆で唐草を描いています。古九谷独特の色彩感覚、古九谷は面白いです。白い鍔縁もお洒落です。裏高台の角福裏銘、釉溜もいい感じです。創世期初期伊万里のすぐ後の色絵、古九谷の魅力に惹き込まれる感じです。初期伊万里風に少し厚みのあるしっかりした作りです。後の柿右衛門様式に近い薄作の古九谷も魅力的ですが、厚みのある器形がこの手には似合っています。上がり発色は本当に綺麗です。
品 名 |
青手古九谷葉実唐草花丸文五寸皿 |
品 番 |
KN-03 |
時 代 |
寛文期 |
サイズ |
口径 15.0cm
全高 1.7cm(1.5)
底径 9.0cm |
状 態 |
完品 |
価 格 |
SOLD |
詳 細 |
高台畳付内側に5o程の薄い削げ有
(微かな凹で目立たず座りに影響無)
キズではありませんがご確認戴きたい詳細:
極小灰振・釉切・色スレ斑・シワ・凹凸多少
高台畳付に微かな凹凸・シワ多少
詳細はお問い合わせ下さい。
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