古染写の初期伊万里です。古染は大胆で力強く粗い作りという印象です。初期伊万里はふんわり優しく文様も可愛いスケッチという印象です。平向付として作られたものです。当時20客単位で出荷されました。同形で色々な文様があります。紅縁葉側面側に加彩しています。裏唐草文も古染風に描いています。珍しい裏銘、畳付の紅もいい感じです。

品 名

初期伊万里古染写変形皿

品 番 SL−03
時 代 1650年前後
サイズ

口径 14.3p(10.6)最大
全高 2.7p(2.5)
底径 8.0p(6.0)

状 態

完品

価 格 SOLD

詳 細

                                

キズではありませんがご確認戴きたい詳細

圏線に滲気味多少
極小灰振・釉切・凹凸・シワ多少
(初期の許容範囲、画像参照)

詳細はお問い合わせ下さい。 

江戸初期に日本で初めて陶磁器が生産され、伊万里と呼ばれました。最初の伊万里を初期伊万里とよびます。(1610年代)

古九谷は、初期伊万里のすぐ後、寛文期前後に作られた色絵磁器です。
驚異的な技術進歩により、日本初の色絵磁器が誕生しました。(1640年代)

色絵は古九谷と呼びますが、同時代の染付古九谷は藍九谷、錆釉の古九谷は吸坂と呼びます。
また青磁釉・瑠璃釉・白磁は、古九谷の名称を上下いづれかに足し呼ばれる事もあります。


寛文期前後は様々な技術や様式が生まれ、淘汰された興味深い時代です(1640年〜1670年前後)