甘手による極薄いジカン全面、黄染所々
(ジカンは釉下に収まり表面にダメージ無)
(指で弾くと低めの音)
鍔縁に巾35ox15oの金継
金継から30o強の極薄い釉下ニュー
(表裏に通るが釉下で収まりダメージ無、ジカンレベル)
傷ではありませんが御確認戴きたい詳細
左右全高差有、座りに影響無
極小灰振・釉切・凹凸・シワ・濃淡・ムシクイによるガサツキ多少
詳細はお問い合わせ下さい
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江戸初期に日本で初めて磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
江戸時代に作られた伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。
現在の佐賀県有田周辺で作られた日本初の陶磁器です。
伊万里港から出荷された事から伊万里と呼ばれました。
最初の伊万里を初期伊万里と呼びます。(1610年代)
初期伊万里の大きな特徴は、小さな高台、厚みのある器形です。
初期伊万里は生掛けで作られています。
(成形後乾燥、素焼無で絵付、乾燥後釉薬を掛け窯に入れる)
後の時代、柿右衛門様式の伊万里と異なり、ふんわりとした暖かみの
ある仕上がりです。
始まったばかりの生産技術は当然未熟でした。
轆轤の使い方、呉須や釉薬の精製方法、登り窯の温度調整等、初めて
の事ばかりで大変だったと思います。
窯中、呉須発色の不具合、釉薬と磁体の伸縮の不具合、温度調整の不
具合で煙が入ったり、器形に歪みが出たり・・・・等々
ただ、日本初の磁器生産に対する職人たちの強い気持が初期伊万里の
魅力になっています。
蒐集家を虜にした初期伊万里の魅力を感じて戴ければ嬉しいです。
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