松ケ谷手の草花陽刻銀杏形皿です。同陽刻白磁変形皿はよく見かけます。色がなければ松ケ谷と分類されないので松ケ谷系の白磁と呼ぶことが多いです。藍九谷白磁にも同形同陽刻文があります。土や釉薬が微妙に違います。様々な様式が混ざり合う時代は面白いです。松ケ谷イコール古鍋島ですが、この作品は鍋島に分類されていません。松ケ谷手の古九谷という便利な言葉を使わせて頂きます。松ケ谷・古鍋島の研究が進んで、いつか古鍋島の分類に入れば嬉しいのですが・・・・。かなりのキズですが魅力は損なわれていません。この時代の研究をされている方にお勧めです。

品 名 松ケ谷手古九谷草花陽刻銀杏形皿
品 番 SN-09
時 代 寛文期
サイズ

口径 14.9㎝(10.9)
全高 2.1㎝(2.4)
底径 10.4㎝(6.0)

状 態

金継ニュー有

価 格 SOLD

詳 細
                               

口縁1㎜金継から80㎜弱の薄いニュー有         (かろうじて爪にかかる程度)

口縁から内側に巾9㎜X6㎜の金継有          (側面は巾7㎜X1㎜、画像参照)

口縁厚から側面に金継4か所有             (巾4㎜X1㎜、巾1㎜X2㎜、画像参照)         (巾3㎜X4㎜、巾8㎜X7㎜、表は1㎜程)

口縁側面に1㎜弱の極小釉アタリ3ヶ所有         (ムシクイレベルで目立たず、画像参照)

緑に巾7㎜X3㎜の色削有                 (上部で目立たず違和感無、画像参照)

口縁に極小のムシクイ・凹凸多少有            (側面で目立たず、画像参照)

極小の灰振・釉切・シワ・凹凸等多少有     

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