花が楽しそうに笑っている、楽しいやりとり、楽しくて嬉しくて...可愛い笑顔、飾っているとつられて笑顔になります.桜みたいな可愛い花です。蔓草の様に伸びた花が絶妙な位置に配されています、お洒落です。鍔縁の点描、花びらも可愛いです。初期特有の指跡も魅力です。三分の一高台、典型的な初期伊万里です。

品 名 初期伊万里花雲鍔縁六寸皿
品 番 SH−03
時 代 江戸初期1630-1640年代前後
サイズ

口径 18.7cm
全高 3.1cm(2.4)
底径 6.0cm

状 態 ほぼ完品
価 格 SOLD

詳 細
                                

キズではありませんがご確認戴きたい詳細

窯中、煙が入り磁体は真白ではない
(呉須発色も少し暗め,画像参照)
(特に裏側半分程は薄い灰色気味)

左右畳付がつく状態で中央に1oの隙
(手前を押し少し揺有、それなりに安定)
(厚めのランチョンマット使用で解消)
(左右全高差有、小さな凹凸アタリ多少)
(高台畳付に3oのアタリ凹有)

見込に10oの釉切、微かな凹凸多少
口縁厚に初期特有の縁ジカン多少
極小灰振、釉切、凹凸、釉スレ、シワ、ムシクイ、濃淡滲多少

詳細は御問合せ下さい。

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江戸初期に日本で初めて磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
最初の伊万里を初期伊万里と呼びます。(1610年代)

初期伊万里の大きな特徴は、小さな高台、厚みのある器形です。
初期伊万里は生掛けで作られています。
(成形後乾燥、素焼無で絵付、乾燥後釉薬を掛け窯に入れる)
後の時代、柿右衛門様式の伊万里と異なり、ふんわりとした暖かみのある仕上がりです。
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始まったばかりの生産技術は当然未熟でした。

轆轤の使い方、呉須や釉薬の精製方法、登り窯の温度調整等、初
めての事ばかりで大変だったと思います。
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窯中、呉須発色の不具合、釉薬と磁体の伸縮の不具合、温度調整の不具合で煙が入ったり、器形に歪みが出たり・・・・等々。
ただ、日本初の磁器生産に対する職人たちの強い気持が初期伊万里の魅力になっています。
蒐集家を虜にした初期伊万里の魅力を感じて戴ければ嬉しいです。